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2009年8月15日 (土)

先を越されて嬉しかった話 LASER TARDIZ

ちょっと面白いエアロヘルメットが出た。

Laser_tardiz

LASER TARDIZ

2009年のLe Tour de FranceでKatyushaが使っていたものだ。

このヘルメットで一番ユニークなのは、カタチの面白さとかディンプルが付いてるところじゃない。
アタマの頭頂部に「ボトルを突っ込んで水を流し込み、頭を冷却する為の穴」が空けてあるのだ。

参った。
完璧に先を越された。
さすがメーカーだ。

2008年くらいから、エアロヘルメットのあまりの暑苦しさに「普通のヘルメットと違って水をかぶれないから、てっぺんに穴でも空けて、そこから水を流し込めるようにしたらちょっとは涼しくなるんじゃないか」と思い、どのあたりに空けるのがいいだろうか漠然と考えていた。

そうこうしているうちに、先にちゃんとした製品が出る。

世界は広い。似たことを考えていた人が居たんだ。

考え方が全く同じだったのが少し嬉しい。ほとんど苦し紛れの思い付きだったのだが、特注加工ではなくレギュラー商品化されてしまうあたり案外間違っちゃいなかったらしい。

しかも、さすがメーカー製だけあってただ穴を空けただけじゃない。ただ空けるだけなら、メーカーの人間にとっちゃ造作もないコトなのだ。TARDIZの場合、この注入用の穴から流し込んだ水が効率よく拡がって頭を冷やせるように四方八方に伸びる溝が造作されている。これは、仮にワタシが穴あけを先にやっていたとしても思い付かなかっただろう。更に参りました。やっぱりプロの仕事だと感心した。

少なくとも、とりあえずテストで穴あけてみなくて良かった(笑)

ベンチレーション穴の多さや大きさを見ても、TARDIZが「涼しさ」を大変重視した異例のエアロヘルメットであるのは間違いない。なんせ、空気抵抗を減らしてコンマ1秒でも速くゴールに着くためにわざわざこんな軽くなく便利でもないものを被るのに、そこであえて快適性重視なのが面白い。もっとも、これで案外空気抵抗も良好だったりするのかも知れないが。

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コメント

>>これで案外空気抵抗も良好だったりするのかも知れないが。

水をかぶって頭を冷却するのって一番大きく働く原理は気化熱ですよね?
水の入ったヘルメット内部に空気を取り込んでやらないとヘルメット内部の湿度が上がって不快になっていくだけだから恐らく盛大にエアインテークを造作してるはずだと思います
やっぱりエアインテークがあるならエアロヘルメットとして空力性能は格段に落ちるはずですよ

投稿: 菊6号 | 2009年8月15日 (土) 17:30

菊6号さんまいどです。
どう見ても気化潜熱を利用する理屈でしょうね。

エアインテークがあるとエアロヘルメットとして空力が格段に落ちるかどうかは、結局「設計次第」のようなのでシロート目には判断できないと思っています。

OGKのAERO-TPの例もあるので、それこそ風洞実験しないと分からないですねえ。

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2009年8月15日 (土) 18:47

TTステージ以外でも使えるベンチレーションが沢山空いているヘルメットも意外と水が入ってこないですから、
涼しさのその先を見た場合、改良の余地はまだまだあるってことなんですねぇ。

投稿: POLA-MIN | 2009年8月15日 (土) 20:50

こんにちは。

僕もTTヘルメットを被っときながら、空力より涼しさを優先したいと思いつつあるこの頃でした。 今はGIROのadvantage2ですが、早速欲しいですねぇ…

投稿: Lightweighter | 2009年8月16日 (日) 21:29

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