608
EUROBIKEで皆を驚かせたばかりのax lightness謹製リム
INTERBIKEでもうちょっと改良?されたものが展示され、秤の上でつい先日世界を仰天させたものよりも更に軽い前後合計608gを表示して見せた。これはG2以前のLightweight Standard後輪よりも軽い。どひゃあ。
いよいよ「前後合計500g台のホイール」がホラじゃない時代が来ようとしている。
INTERBIKE展示ではリムの「ax lightness」表示がEUROBIKE展示品の浮き彫り様(ORIONのような)から白のペイントに変わっていたので、少なくとも「全く同じもの」ではない。この短期間で改良できるはずはないので「幾つかの試作のうちの一つ」なのだと思われる。EUROBIKEではこの608gのブツをある意味“隠して”いたのだろう。二段ロケット式に驚かせるために。
リム重量は25mmハイトのもので161gを表示。これは強烈だ。もはやタイヤの方が重いぞ。
Fハブなどは既に限界に近づいている(軽量さだけでなく耐久性の無さでも)感もあるので、リムに最後のだめ押しと、スポーク(これが案外進化しておらず軽量化のアキレス腱となってきているように思う)で頑張れれば「200gを切っているフロントホイール」さえ実現しそうだ。ただ、こうなると一発専用どころか一回に走る距離すら考えて使わないといけないホイールになってしまうとは思う。軽量ホイールの耐久性において、案外ヤバいのがリムではなくハブ。M5の軽量ハブなどは確かに軽いのだけど1万km走破など無理な相談で、5000kmすら無事走破は厳しいようだ。
もっとも「ax lightnessのリム」だとか「M5のハブ」使ったホイールで1万km走る気になる人、1万km走れなかったからと怒る人は居ないとは思うんだけど。この手の製品に手を出すような人は、軽さとリスクの高さは反比例関係であることが分かっている人、練習走行用と一発用の区別がちゃんと付いている人だろうし。
なお、詳しい情報を掴んでいないがax lightnessはINTERBIKEでフルカーボンクランクも展示していたようだ。
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コメント
こんにちは。
もの凄い時代に突入しましたね。 タイヤ・スプロケ込みでsub1000ですか(苦笑) まあ手が出せる価格にはなりようがないですが、来年あたりはsub500のホイールが出そうですね。
投稿: Lightweighter | 2009年9月27日 (日) 12:39