EUROBIKE 2009 vol.10 CATEYEもEUROBIKE Award
ようは、太陽電池搭載のライト
ソーラーのアイデア自体には何ら新規性はナイ。
ユニークなのは「電池を入れれば電池でも点灯する」点だと思われる。
これは充電式ライト全てに共通する「充電が切れたらただの高価な錘にしかならない」欠点を補完する。ただ、そのようなユーティリティー性に振ったせいか光度は400カンデラと公表されている。これは「明るい」と呼ぶには物凄く苦しい数字だ。「そこそこ」の数字に過ぎない。が、「ソーラー式ヘッドライトとしては」現在最高クラスではないだろうか。もっと高性能なソーラーチャージ式ライトもあるのかも知れないが、少なくともワタシは寡聞にして知らない。
テールライトとしては既に充分実用的なものが幾つか見つかるソーラーチャージ式ライトだが、ヘッドライトはまだまだ。だからこれは「そこそこ」だけど大きな一歩だ。何故かCATEYEの製品は「もうちょっとがんばれた筈なのにひいてしまう」妥協が入って画竜点睛を欠くことが非常に多い。この製品とて決定打とまでは行かない。ヘッドライトとして仕事をするためには点灯時間を削ってでも光度をアップする必要があるだろう。それでも、出ることには意義がある。こいつが出れば他社はそうだしCATEYE自身も迂闊にこれ以下の製品は出せないからだ。その時できることを全部やってしまうのではなく、そこそこの製品進化の代を重ねることで進化してゆくのも、じれったい話なのだが地道なやり方の一つであることは認めなければならない。
日本でも発売予定だそうだ。
これは出て困ることは一つもないと思うので早く日本でも出して欲しい。
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