重くなったのにあえてライトとは何の冗談でしょうか(笑)
名前が「ライト」なのに、ライトと付かない従前Carbonよりも公表値が10g重くなっているのがシュールだが、重い軽いよりも「カタチにかなり変化が起きている」のが大きい新型だ。今までstrike compositとstrike carbonは素材とかレールの違いでサドルそのものとしては基本的にほとんど同じカタチだったが、
- 穴が更に大きくなった。
- サイドの「高さ」が減った。
- 後端部の幅が広くなっている。
- 「反り」のカーブが変わっている。
取りあえず見た目で気が付いたのはこの4点。
穴ははっきり大きくなり、上から見るともはや「細い2本のレールの上に座っている」のに近くなった。そのくらい穴が大きい。何故か、偶然にもワタシが削りをいれたstrike full carbonにえらいこと似ているのには笑った(笑)
サイドの高さが減ったのもこれまた噴き出してしまった点で、ワタシは「これ(strike full carbon)ってサイドの高さを減らしたら上下にしなるようになって乗り心地が改善するよな」と思い、高さを少し削っては試乗、削っては試乗を繰り返していた。乗鞍で目撃されたスリットも、軽量化ではなく「もっと強度を落とした方が乗り心地が良くなる」のを目的として行った改造である。
自分たちでもさすがに硬すぎるコトにやっと気付いたわけだ。顧客や代理店からの文句が遂に届いた(以前、代理店の人にstrike carbon/strike full carbonだけ異常にガッチガチで硬すぎる事を指摘すると「そのお話はかなり多数頂いてます」と恐縮された)のかも知れないが。
重さは、たぶん少し正直になっただけ(笑)
沢山計ったことはないので統計的なことは述べられないが、たとえば本当に165gを達成しているstrike carbonを手にした人は宝くじの当たりを引いたと解釈していいくらいの幸運だと思う。ワタシが今まで手にしてきたSelle SMPサドルで、公称値を本当に守れていた個体はただの1つもナイ(笑)からだ。1つ残らず公称値より重かった。イタリアンウエイト(笑)である。
重さより、どのくらい乗り心地が良くなっているか気になる。
カーブの変更と後端部の形状変化はまさに乗ってみないとワカランからだ。
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コメント
なかなかいい形に見えます。
サドルの後ろが反って高くなっているのも好きです。
自分は登りの坂道で、けつが後ろにずれていってしまうもので。。。へなちょこだから。。。
投稿: nagasima | 2009年10月 6日 (火) 14:37
a carbon saddle for light weight player.の略に違いありません。
投稿: ninico | 2009年10月 8日 (木) 21:34
「強度を落とす」とは強度を落とす事を意図しているのでしょうか?
文脈的に「剛性を落とす」とした方がすんなりと解釈できそうです。
投稿: none | 2009年10月13日 (火) 01:00