アキオ&「悪魔のZ」にお別れ。「C1ランナー」
今のところ、湾岸MIDNIGHTの最終章になった「FDマスター荻島編」に出てきた荻島と、意表を突いて「TOKYOブローカー」にご登場のノブ(ただし顔と名前が同じだけで、TOKYOブローカーのノブと同一人物として出てきているわけではない)が話の軸を成している。
湾岸MIDNIGHTの続きに、楠みちはる得意(苦笑)の尻切れトンボフェードアウト状態のまま(しかも1巻しか出ずに!)になっている作品の一つ「TOKYOブローカー」からキャラを引っ張ってくるとは思わなかった。ワタシはこの「TOKYOブローカー」がわりと好きで尻切れトンボ中断のまま放置になっているのは残念でならないが、楠氏の「作品」ならぬエッセイものである「おまえの話はクルマばかり」を見る限り、氏は目移りしやすい性格をしているようなので、むしろ湾岸MIDNIGHTがかなりアヤシイながらも取りあえず「終わり」っぽく終われたのは実は物凄い幸運じゃないか?と苦笑せざるを得ない。
今度は“主人公”を固定してしまわなかった「C1ランナー」が、無事飛び立ち、そしていずれ無事着陸(完結)することを願う。
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コメント
えっ!
いつか他の作品で、会えるのでしょうか。
投稿: う。 | 2009年11月 8日 (日) 15:06
日頃から楽しく読ませていただいてます。
で、件の「湾岸~」ですが、楠氏は一言も「終了」とは言っていないと思うのですが…もしかしたら私も終了に気が付いていない読者の一人なのかも(^_^;)
まぁ、湾岸本編はあのままエンドクレジットを打ってもおかしくない作りだったし、このまま「終了ですよ~」って言われても不満はありますが、納得はできます。
「C1ランナー」は絶対神であるアキオとその使徒たるブラックバード及びチューナたちの終わり無き物語を紡ぎ出すことに疲れ果てた楠氏が信徒たる人間の物語を書きたくて始めた、いわゆる「スピンオフ作品」だとばかり思っていたのですが…。
「C1ランナー」は登場人物が基本的に人間だからかf^_^;、キャラクター、ストーリー共に躍動感があっておもしろく読んでいますがね。
投稿: Humi | 2009年11月10日 (火) 08:50
う。 さんまいどです。
そのあたりはまさに楠さん次第です。
Humi さんはじめまして。
これからもよろしくお願いします。
「終了したことを読者も意外と分かっていなかった」と書いているのは何となくの思い付きじゃなくて一応はっきりした根拠がありまして、気が付いてない人がかなり多いんですが、お手元の単行本をもう一度確かめてみてください。42巻だけ巻末に
[第42巻 完]
となってるんです。これが41巻までは
[第XX巻へつづく]
なんですね〜。今までこれを「湾岸」読者に話したところ今のところ全員が「あ!本当だ!」と驚いたので、気が付いてない人はかなり多いようなんですが、ワタシの中ではコレ決定打です。
どうしてやめたのかは「飽きた」が本命でしょう。楠さんってそんなヒトのようですよ。それにまあ、リアル1000馬力&マジで最高速400km/hが出る車が売ってる時代に600馬力で「悪魔」は辛いですよね、さすがに…。
投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2009年11月10日 (火) 09:11
こんにちは、LIVESTRONGさん。
お返事ありがとうございます。
いや~さすがに巻末の【完】には気が付きませんでしたf^_^;
単行本が発見できたら確認してみます。
氏があえてあのようなかたちで作品にピリオドを打ったかは推測の域をでませんが、LIVESTRONGさんの説はおおよそ正しいように思えます。
氏が飽きっぽいかは置いといて、二輪四輪を問わず乗り物遍歴は確かに凄いですね。その氏が見せる偏愛とも思えるロータリーへのこだわりはなかなか興味深いものがあります。
氏は作中で「本物の鋼鉄に勝るマテリアルは無い」と言ってますが、それが自転車ではどうなのか…って考えたりするのもなかなか面白いかも。今は猫も杓子もカーボンだけど、アルミもまだまだだろ…とかね(^^)
投稿: Humi | 2009年11月10日 (火) 22:08