なんでキャベツやねん
- ポケット/収納の数が尋常でない
- 防水はかなり考えてある
- 重さのほとんど腰に背負わせ、それだけだと荷物が安定しないから肩はあくまで荷物を安定させるために使う考え方が面白い
- フレームが強固なので変なカタチの荷物は絶対入らない
- FLEXIBLE LINK SYSTEMを止めているボルトの脱落防止スナップリングは、サイズが決まったら絶対に使用すること(理由後述)
- 風通しは当然ながら最強も最強で、冬には寒い(笑)
- モデルによって容量が違うが、基本的に同じリッター数の一般的なバックパックより圧倒的に入らない
とにかく「人体の動きを邪魔しないこと」を最優先して作られている。背負った感じとしては
ウエストバッグ
である。
背中にも伸びているのだが、感覚的にはウエストバッグだ。しかもウエストバッグは荷物が入るとあれでけっこう暴れるわけだが、Ergonは肩ベルト・腰ベルト・フレームで固定されるのでとにかく荷物が全く暴れない。ただしウエストベルトの締め付けが甘いと正中線を軸にいとも簡単に「回って」しまう傾向がある。これはフレームによって荷重が常に「浮いて」身体から離れているため、同じ荷重でもてこの原理でより軽い力で容易に回転させることができるうえ、身体に接していないから摩擦も少ない二重の理由による。
FLEXIBLE LINK SYSTEMの固定ボルトは、使っていると緩んで抜ける。このため抜け防止のスナップリングが最初から部品供給されており、スナップリングを填めることで抜けなくなる。ワタシは使用初日にサイズの様子を見るためスナップリングなしで走りに行ったのだが、これが大失敗。家から30kmほども離れた場所で走っている最中ボルトが抜け落ち、ボルト捜索に1時間以上かけたが空振り。しかもこのボルト一本が抜け落ちると荷物がブランブランの状態になってしまって走れたものではないので、肩ベルトに本体を無理矢理縛り付けて約30kmを延々ゆっくり走って帰ってくるエラい目に遭った。ボルト1本をバカにした罰だ。FLEXIBLE LINK SYSTEMはErgonバッグの中枢なのだが、このボルトが意外なアキレス腱になっていることも分かった。逆に見れば、このボルトの扱いさえ気をつけてやればゴキゲン。
構造から見て、高容量化は厳しいと思う。容量を大きくするとバッグ自体の重さが加速度的に増えてしまいそうだからだ。少容量でも構わない用途であれば、ほとんど最高の自転車用バックパックであると感じた。これからもずっと使う予定。
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コメント
BC-3 って25ℓ容量の新型もリリースされてますが、
でかいのはまた用途が違うんでしょうかねぇ?
基本、背中に背負うモノは最小限にすべきでしょうし・・・
ただのリュックならデカイは偉いの法則が成り立ちますが、
ちょっと思案のしどころですね。
投稿: げんこつ | 2009年11月15日 (日) 11:54
ヘルメットホルダーにその使い方があったかっ!!
これからは安心してマルのキャベツを買うことが出来そうです。
投稿: POLA-MIN | 2009年11月15日 (日) 14:06