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2009年11月12日 (木)

味わって食べる

今が一番楽しい時期。
掛け値無しにそう思う。
何しろ「結果」を出す必要がない。

この季節になってやっとしっかり腰を据えて延々トレーニング出来るってモンだ。

次々とレースに出ながら結果を出す。
完成された肉体と、確立されたトレーニングのノウハウを持っている人には出来ることだろう。

素晴らしいと思う。

だが、そんな完成された人と自分を単純に比べても差がありすぎ、一体なにから埋めていけばいいのやらワカランし、そんな人達が日々行うトレーニングも、今のワタシには「ソレ不可能です(苦笑)」の世界で、トレーニングをするためのトレーニング(笑)を要する。参考にするにも“翻訳”が要るわけだ。ワタシなどは「量」を増やした段階ではや脚がやたら攣り、夜中2時に足が攣って起きることもしばしば。酷いときには手の指までが攣る。疲労にプラスして電解質異常を来たしているのがありありで、9月くらいからはこの「何もしていない時にいきなり攣ってトレーニングに支障」がちょくちょく出始めた。夜中に数分間、繰り返し攣ると翌朝思いっきり「何かする前から既に脚にきてる」からだ。

そこで「こむら返りを防ぐには」を勉強し、栄養学をやり始める始末。結果として起きている現象は一つでも原因は一つじゃないので原因と思われる要素を地道にツブしてゆくしかなく、一朝一夕に解決とは行かない。

そんなふうに少しずつしか進めない素人トレーニングはいつも積み残しの山だ。

準備期間はたっぷりあった筈の乗鞍までの数ヶ月も一瞬で過ぎてしまい、あれもこれもやり足らず積み残しだらけだった。それはまるで「朝飯を食い終わらないうちに昼になり、慌てて昼飯をどうするかドタバタしているうちに日が暮れた」ようだった。やっぱりメシは腰を落ち着け味わって食べてこそうまいもんだろ、と思う。走りながらマルトデキストリン飲んでるんじゃあないのだから。

もちろん「本当に納得行くまでトレーニング」などと考えたら欲しい準備期間は3年や5年にも達し、いつまで経ってもインドアトレーナーの上から降りられなかったりするだろう。現実社会に生きている以上、どこかで妥協しなければならない。それでもようやっと来年春までは腰を据え味わってメシが喰えるってモンだ。だから、ヘンな話ではあるが乗鞍以降の方がよほど生き生きとしてトレーニング出来ている。「トレーニング内容の選択ミス」や「レース直前の故障」を恐れる心配がナイからだ。

たとえば

「この2ヶ月、LSDしかしてません」

そんなゴーカイなのは冬しかできない(笑)し、
2008〜9年の冬は最適なウォームアップを延々テストしたように時間をかけて調べることも冬なら出来る。

…今年の冬は、脚攣り対策?(苦笑)

泣いても笑っても人は自分の人生しか生きられない。自分の肉体を強化する以外のコトは出来ない。実りの春を迎えるための準備期間はもう始まっている。

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コメント

たまに父や母の脂肪を代わりに燃やしてあげたいと思うことがありますが、
そう、絶対に、不可能、、なんですよねぇ。
これに関しては、もっと現実的な孝行を他に考えるとして・・・。

何をやっても取り返せる感のある今の時期が楽しさでは断トツで抜けてますね。
尤も、シーズン中の出来不出来を決定付けるのもこの時期な訳ですが。

己を信じ突き進むのみ、
そんなことを思い、
計器類を全く付けずにひた走る此の頃であります。
(ロガーとしての計器は要ると感じますが)

投稿: POLA-MIN | 2009年11月12日 (木) 00:58

ハードトレーニングした夜に足が攣る現象ですが、じっくりストレッチしてもあまり違いがありませんでした。
ストレッチしている最中に攣ったりしますし。

が。一度ヤケになって寝る前に軽くスクワットをしてみたところ効果覿面で朝まで熟睡できました。
今では、今日はやべえなと思う晩はベッドに入る前にスクワットしてから寝るというのが習慣になりました。

投稿: TareObjects | 2009年11月12日 (木) 06:58

ワタシだけかもしれませんが、寝るときにスキー用の靴下を履くようにしたら、寝ている間の突然のこむら返りが起きなくなりました。夏でも靴下履いて寝るようになりました。ご参考まで。

投稿: ナオサン | 2009年11月12日 (木) 07:16

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