アワーレコードに関して、嬉しいニュースと悲しいニュース
アワーレコード関連2題
1.Fabian Cancellaraがアワーレコード挑戦予定を表明
「いま、アワーレコードに挑戦するとして、ダレが一番相応しいか」を考えたとき、Cancellaraの名前は「なるほどそうだよね」と思わせる筆頭ではなかろうか。確かに彼ならチャレンジする価値があり、更新の可能性もあるだろう。この10年で最高のTTスペシャリストに違いないからだ。
2.Graeme Obreeがアワーレコード再挑戦断念を表明
アワーレコード再挑戦を表明していた当年44歳のObreeだったが、1年半にも及ぶトレーニングを経てトラックに現れたものの、自作(また自作なのだ!)の新型自転車がトラックを走るのにどうも向いていない事がいざトラックを走ってみた結果として判明。スポンサーなしに全て自力でチャレンジするObreeにとって、自転車の再製作からやるとなると「1ヶ月後に再挑戦する」ワケにはいかない。「再々度」があるかどうかについては触れていないが、残念な結果となった。
Obreeの「走らず断念」は、実に残念だ。本人はもっともっと残念だろう。前回色々書いたように、そのへんのオッサンの気が触れて挑戦表明したワケじゃあないのだ。かつて世紀の大バカ扱いされながらも結果でそれらの雑音を全て吹っ飛ばし歴史を作ったLegendの再挑戦表明だったのだ。本気だからこそ1年半にも及ぶトレーニングを経たし、うまく行かなかったが挑戦用自転車も作ったのだ。
でもObree、あなたの輝きは、今回の断念でも些かも曇っていませんよ。
届くはずはないのだが、遠い極東の島国からこの言葉を贈りたい。
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