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2009年12月27日 (日)

21 Years

21年間にも及ぶLe Tour de France取材から厳選した写真で構成した写真集。

これはヨイ、と思った。
21年もの年月が積み重なっている重厚なバックボーンから繰り出されただけあって、歴史書的な意味合いも兼ね備えている。

選手の格好や機材の変遷がよく分かる。
機材面は、誉めればどんどん洗練されてきている(ただし2000年ルールで機材の根本的な発展の可能性は絶たれたと思う)のだが、昔あった牧歌的な良さは次第に失われ、尖った「兵器」っぽい雰囲気を漂わせるものに変わってきたように見える。

全体的な雰囲気・空気感も次第に変わってきているように思う。

だが懐かしい選手達の写真に「昔は良かった」とは思わない。ジジイ(精神的な)じゃあるまいし。

「往時にはその当時の良さと悪さがあり、今も今の良さと悪さがある」それだけのコトだ。

どの時代にも、もっと良い「ツール」を造り上げようと運営スタッフは寝食を忘れ賢明に努力し、どの時代の選手も他の全てを擲ち命がけで走ってきたことに変わりはない。たぶん今もどこかで「牧歌的なツール」は生きているのだが、エンターテイメントとしてより良くしようとするなかでそれを観客に見せなくなってきただけのことなのだろうと思う。だから「ツアー・オペレーター」のような作品で「路肩での臨時ドーピングチェックは慎むように」とラジオツールで流される場面などに出くわすと新鮮で噴き出してしまう。

すっかり「超人達の人外バトル」と化して久しい2009年の今でも“臨時ドーピングチェック”はきっと続いている。

ツールは人の作るドラマだからだ。

2010年にはどんなドラマが生まれるだろうか。

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コメント

こんにちは。
これ良いですよね!
僕も先月見つけて良いと思ってました。

投稿: Lightweighter | 2009年12月27日 (日) 21:14

書店で見かけて衝動買いしてしまいました。
ツールの「分厚さ」を感じられて、とても良かったです。

投稿: Monz | 2009年12月27日 (日) 22:40

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