No pain, No gain.
トレーニングに関するあまりにも有名な台詞である。
だが、ワタシは今日Painがないことに感動した。
朝起きる。
服を着て靴を履き、ペダルを回す。
痛くない。
ただ痛くない。
それがどんなに素晴らしいことか、と(笑)
バカバカシイ話ではあるのだが「思う存分、苦しくて死にそうな目ができる」のは本当に素晴らしいことだったのだなと感動した。走って苦しいなど、幸せな事なのだ。
遂に「ペダルを漕いでも痛くない」朝が、1ヶ月以上ぶりに帰ってきた。
素晴らしいことだ。
なんせ余りに痛くてLSDすら途中断念したことがあるくらい、この間ずっとアキレス腱が痛かった。
腫れも引かず「いつまでかかるものか」「このまんま慢性化するんじゃないか」と色々頭を駆けめぐった。無根拠に「1月中くらいで治るんじゃ」とは思っていたが、それはいわゆる「カン」で、何故そう思ったのかを仮に聞かれたら「カンだ」としか答えられない程度のモノでしかなかった。
しかし本当に、1月残り僅かの時点で、唐突に「それ」はやってきた。
本当に「ある日突然」だった。
なんせ前日は相変わらず痛く、それもただ痛いどころか前々日よりはっきり痛かったので「なんかむしろワルくなってるし、こりゃ『1月中には治るだろう』ってやっぱ無理な相談だったよな」と思い直したばかりだったのだ。それが何故か翌日目が醒めたらまるで妖精さんが寝ている間に治療してくれたかのように痛みが出ず、慌てて確認してみるとあれほどポッコリ盛り上がっていたアキレス腱の腫れまで劇的に収まっている。昨日はまだズキズキと痛かったのに。一晩の間に何が起きたんだオイ、の世界だ。オレはヤバい薬やってない(笑)し、ヤバい薬でも1日で腱の故障とか治らんだろ!?
あんまり嬉しいモンだからBlogの記事もそっちのけで走り回る。
痛くない。
やっぱり痛くない。何かの気のせいとかじゃあない。試しに20分ほど200Wから落とさないで走ってみても全然大丈夫だった。すげえ!ちっとも痛くねえ!
でっかいオマケとして、痛みに耐えながらLSDを練り続けた一ヶ月、もともと故障前からLSDに特に集中して取り組んでいたものが故障後はもう「脚の痛みが酷くてせいぜいそれしかできない」もんだからいよいよLSDばかり延々やり続けた(途中、3本ローラーを1回連続5時間30分やって、まだイケそうだったのだがいよいよ尻の皮が剝けて痛くなりやめた自己史上最高連続記録とか、やりながらハンガーノックを起こして遂に3本で自己史上初転倒落車の珍記録も達成)お陰で運動能力も故障前よりはっきり向上した(当社比)のを感じる。上記の「200Wから落とさずに20分」が、小手調べ程度で苦しくなかった。前は200W連続となると体感でもっと余裕がなかった。これはデカいおまけだ。やはり「大量のLSDこそがパフォーマンス向上を司る」のは間違いないのだろう。脚が治ろうと何だろうと、このトレーニングは変えない・変わらない事を再確認。
まだまだ気温は低い日が続くが、心は寒くない。
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コメント
アキレス腱痛、御終息おめでとうございます。
更新が途絶えた際は事故にあって入院や死亡でも
されたのではないかとすこし心配になったりしました。
私も最近まで膝の痛みに悩まされて外で走るのを自粛していたので
痛み無くペダルを回せる楽しさというか快感は感動ものですよね。
これからも快活な物言いで(文章ですが)楽しませて下さることを
勝手ながら楽しみに拝見させて頂きます。
がんばって下さい。
投稿: SAKANA | 2010年1月29日 (金) 02:35
いつも興味深く拝見させていただいております。
思い切り走れることの幸せ、苦しむことができることの幸せ、本当にありがたいですね(^ー^)
確かに腱や靱帯関連の痛みって、ある日突然消えたりします。
ただ、逆にまた突然顔を出すことも・・・
シーズン中に痛みが再発することがないように祈っております。
投稿: もりりん | 2010年1月29日 (金) 10:51
まさにミラクルですね!
自分も膝を痛めていて激痛と共に走りだしアドレナリンが出てきてやがて痛みを忘れて走ってましたが帰ってきて、
しばらくして気がつくと前より痛くなっている。
という繰り返しをかれこれ2週間ほどやってました。
しかし、今日いつものように走り出してふと気がつくと痛くなくなっていたので、この記事読んでて他人事とは思えなかったです。
何かがきっとあるんでしょうね。その何かがわかればすっきりするんですけどね。
投稿: 325 | 2010年1月30日 (土) 00:29