その2mmは誤差じゃない
サドルの先端を2mmほど上げた。
角度を変えるのは久しぶりだ。
先端で2mm。その差を理解する気のない人には、誤差の領域。
もはや「〜度」で表現しようと思ったら高価高精度な角度計が必要だ。
確実に良くなった。
いや、この言葉は語弊がある。「実は最適から少しズレた状態」だったのを最適と判断していたのだ。実は本来の性能を出せていなかった。なんせ2mm上げる前でも普通に三本で3時間や4時間走れたから、これを「おかしい」と判断するのは難しい。これは上出来も上出来だろ、と判断して普通だ。が、上げる前と上げてから同じく3時間走った後とでは、上げてからの方がケツに残る違和感が明らかに少ない。まだまだツメ不足だった事が分かる。これは1時間くらいでは差として体感できない、連日長時間使うからこそ分かる領域。
支障がない部分は弄らない。
無用のトラブルを招かないための大原則だ。
だが、いま支障がないからと最適を探る気を持たない人間に最適は得られないし、本人のスキルとして最適を探れる状態になっているかどうかも関わるので「随分前に調べた最適値」は甚だアヤシイと考えるべきだろう。
分かった気、出来上がった気になるのが一番危ない。なんせ本人は自信満々だからだ。何度でもゼロからやり直す勇気を常に持っていないと「オレはコレがいいんだよ」と、実は自分に害のあるモノにこだわる自滅行為をやりかねない。
思い込みは怖いね、と再認識した次第。
やり直す勇気、常に持ちたいものだ。
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コメント
こんにちは。
素晴らしい!僕も考え直します!
投稿: Lightweighter | 2010年3月 3日 (水) 19:00