« 「C1ランナー」第2巻 | トップページ | my left hand »

2010年3月 8日 (月)

m2 Racer伝説の真実(一面だけ)

今は亡きm2 Racerのシートポストを使用(試用)開始。

Sdim5306

3日5回もヤグラのサドル固定ボルトが弛んでサドル走行中グラグラになった(苦笑)

走っていて「おいおいおいおいなんだなんだケツがヘンだぞ」と思ったらサドルがグラグラ、を繰り返す。
ハンパじゃなくグラグラになっているので、理由がサッパリ分からない。「このシートポストにはグレムリンが取り憑いていてオレの見ていない間にボルトを弛めるのか?」と思うくらい、ついさっきキッチリ締めたハズのボルトがユルユルに弛んでいる。

2006年6月30日の廃業以来かれこれ3年8ヶ月経ったが、ぶっ飛び度でm2 Racerを超えるメーカーは今もってなかなか見あたらないくらい軽量化パーツの最先端メーカー(色んな意味で)だっただけのことはある。コレは半端な覚悟のユーザーを寄せ付けんわ。3日で5回もサドルがグラグラになるほど緩むなんて、ユーザーの性格次第では激怒して叩き折られても不思議はナイ(笑)

だが、これでいいのだ。

m2 Racerは

「お前っとこの製品、ネジ弛みまくって使いモンにならんやんけゴラァ!」

と怒る客に

「おめー、オレっちが誰だと思ってんだよ?勘違いすんじゃねえよ。ガキは帰ってクソして寝ろ」

と真顔で言い返すようなメーカーだったのだ。ヘッドセットのリコールとかもあったが、あれだって少々時季外れ気味の時事ネタで行くと「…チッ。うっせーな〜。反省してまーす」ノリだったハズだ。自社製品を使ったことが原因でユーザーが怪我したり最悪死んだりしても「それで普通ですよ。ウチのはもともとそれくらいヤバい製品ですんで、竹刀じゃなく真剣で試合するくらいのカクゴしてから使って貰わんと」と返事しちゃうような。

…だから自主廃業したんだけどね(笑。これは推定ではなく、会社のオーナーが後に自分のBlogに書いていた。表向きの廃業理由は材料費の高騰によりウンヌン…だったが、大して儲かってもいないけどやってて面白いからやっていた会社なので、うざい訴訟問題に巻き込まれる前にヤメた、のが真相なんだそうだ

取りあえずロックタイト塗らないとダメだな。

|

« 「C1ランナー」第2巻 | トップページ | my left hand »

コメント

サドルの頭2ミリを上げたりとポジションをシビアに見る方が使う
シートポストには思えませんね。

投稿: jiro | 2010年3月 8日 (月) 08:46

jiroさんまいどです。

2本ヤグラなのでいくらでも微調整利きますから、狂う度にミリ単位でキッチリとポジションを出し直すだけのことです。何も難しいことはありません。狂うのも対策をすればいいだけのこと。

そのへん性格次第ですね。

「やってられるか面倒臭い」と思うならヤメて外せばいいだけのことです。ワタシは前から書いているように「素人メカニックは時間工賃タダなのが強み」が持論なので、見合う成果があると思う限り幾らでも手間かけます。

何でもトライしてみる性格をしているからサドル先端ポジションの高さ2mmの違いは違うコトに気が付けるわけで、ワタシの中では完璧に辻褄合ってますよ(笑)

意図を持って試行錯誤する人間か、そうでないか。ってことですヨ。
うまくいくと分かっている事しかしない人には、行ける先もヤル前から見えてますよね(笑)。だって成果(結果)が確立されたコトしかやらないんだから。

およそ自転車趣味において、かけた手間を誰かに誉めて貰ったり認めて貰ったり換金したくなったりと色気出したら途端に見合わないものになってしまうコトなんて山ほどあります。が、本人が自分のためにヤル以上、仮にかけた手間が全部無意味に終わっても「考えてトライした、アタマと身体で覚えた経験とそれに基づいた生きた智恵」が得られますので、自分はやらずに拾ってきた三文知識でワカったようなコトをほざく寒いヤツになる気は毛頭ないですねえ。

それに、このBlogでワタシがヘンに悟りとか啓いて石橋を叩いて渡るようなコトばっかり始めたらソレもう激烈に面白くないですよ、きっと(笑)

投稿: LIVESTRONG 9//26 | 2010年3月 8日 (月) 08:53

軽いけれどヤバイ製品もないと実用性のあるそこそこ軽量な製品は出ないんだろうなぁ。
この時代、、もうそういう会社は出てこないのでしょうけれど…。

投稿: POLA-MIN | 2010年3月 8日 (月) 11:36

まいど!!
今思いついたのですが、真ん中にスリットの入ったサドル限定であれば、やぐらを真上からボルトで締め付け可能と思う。
つまり、ボルト1本分軽量化出来るかも。

1本のボルト頭は、やぐら傾けても平らになるようにブレーキシューホルダー内のような部品構成にしなくてはいけないかもしれないけど。

と、さらにあおってみたりする。。。。

投稿: TTT | 2010年3月 8日 (月) 12:24

無難でありきたりなことばかり書いてたら、たぶん読んでません(笑)
いい刺激をいただいておりますので、これからもLIVESTRONG 9//26さん独特の記事を期待してます!!!

投稿: シロ | 2010年3月 8日 (月) 13:30

はじめまして!時々こちらの記事を拝見しております。

このピラー、以前知人が使用しておりました。
確か使用開始後一ヶ月持たずにレール受けにクラックが入ってたと思います。
私自身もORBペダルやスキュワーを試したことがありますが
ここのパーツの不具合は仕様なのか損壊の初期症状なのか用心が肝要かと。
くれぐれもご自愛下さい。

投稿: k/k | 2010年3月 8日 (月) 18:25

LIVESTRONG 9//26さんこんにちは。

僕はLIVESTRONG 9//26さんのそんなとことんな所が素晴らしいと思っています。
僕のブラウザのホームページはこのblogにしているくらいに更新を楽しみにしているので、
いままで通りにとことんなblogでお願いします!

投稿: Lightweighter | 2010年3月 8日 (月) 23:07

 自分はやりもせず、人がやっていることをあーだ、こーだの理論をならべる人はいやですね。

 毎日、楽しみに拝見してます。がんばってください。

投稿: Amasa | 2010年3月 9日 (火) 08:58

初めてコメントさせて頂きますTOKIと申します。
以前より楽しく拝見させて頂いておりました。

写真を見る限りヤグラを締結しているボルトの頭とシートポスト側に挿入されているパイプ部との接触が面接触ではなく線接触になっているのでボルトが緩んでしまうのではないでしょうか。
ねじ山の精度にもよると思いますがボルト頭とパイプの接触力が足りずにペダリングの振動で緩みそうな気がします(^^;

フライス盤をお持ちのようなのでボルト頭とパイプ間のカラーを作ってみては如何でしょうか。勿論、重量増になるので(しかもボルトの噛み代もなさそうなのでボルトも交換でしょうか)そのままで行くのもアリだと思います(笑

投稿: TOKI | 2010年3月10日 (水) 01:33

初コメです。

その昔、リコールかかったヘッドセットをハンマーで叩き割って、証拠の写真をM2Racerまで送ったのを思い出しました。

今でもたまにそのシートポストがジャンクでベイに出てますね。
ボルト類はM4でしたっけ(笑?

投稿: tm2 | 2010年3月11日 (木) 06:06

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: m2 Racer伝説の真実(一面だけ):

« 「C1ランナー」第2巻 | トップページ | my left hand »