合計182.6g
1年以上ぶりにドロップハンドルを換えた。
最初に「これにしよう」と思ってから実に1年半くらいを経て、遂にax lightnessのAX 4000(元Uranus SL)である。
ステムは、こっちの方が入手は1年以上早かったのだけど「AX4000待ち」でずっと塩漬けになっていたAX 5000を投入。
これはバカ自慢なのだが「120mm」のAX 5000である。
ax lightnessに詳しい人など、日本中でもそんなに沢山はいないだろう。だから「それがどうかしたのか?」と真顔で聞き返されるかも知れない。
だいたい、50万円以上するロードに乗っている人でもSchmolke、THM、ax lightnessについては「名前すら知らない人の方が多数派」なのは間違いない。このあたりのパーツメーカーの製品を使うのに違和感がない時点でもう自転車癈人の野壷に首まで漬かっている。
で、話を戻すと、ax lightnessに詳しい人ならもうワカっているコトだろうが、Zeusもその軽量版たるAX 5000も長さは「90mm、100mm、110mm」の3種類しか売っておらず「120mm」は存在しないサイズである。
ようは、特注品。
「手にれるのにえれぇ苦労した」完全一品モノだ。
物凄く本末転倒した話なのだが、ワタシのサイズ選択は「このステムとワタシの体型とSelle SMP composite(若しくはcarbon)でピッタリ来る」を基準に考えてきた。今も理想通りのベストではなくトップチューブとヘッドチューブを各々あと1cm短したいのだが、フレームを変更するお金などないのでそのへんは工夫で何とかするしかない。
AX 5000の実計測は120mm、50.6g
手に持つと、まさに水に浮きそうなくらい軽い。Zeus/AX 5000は薄くして強度を出すためマッチョな外観をしているので、余計その軽さに驚かされる。
400mmのAX 4000が実計測132.0gだったので、合計182.6g
これくらい軽いとさすがに気持ちイイ。
ドロップハンドルAX 4000だが、当初「通常版Uranusと軽量版AX 4000」の二本立てになるハズだったものが、生産開始がかなり遅れた上、今のところプレミアム版たるAX 4000のみの生産となっており、かつAX 4000は当初発表値より発表値・実重量共に僅か重くなっている。通常版「Uranus」は公式には名前も消滅した。
実は「Uranus」の方もごく少数だけ試作レベルで生産された(エンドユーザーが自分の自転車に装着している写真を見たこともあるので、幾つか生産され実際に少量が出回ったのは間違いない)ようだが、生産開始が遅れているうちに他社の進境が著しかったのが痛く「3分の1程度の価格の他社製ハンドル比で実測重量20g程度か、下手すると10g前後しか軽くない」衝撃ならぬ笑激の事実を前に「競争力なし」と判断したようで、正式な生産には入らなかった。そのためUranusはAX 4000銘のものよりよほどレアな幻のハンドルと化したままフェードアウト。ワタシのIMが失神しそうなくらいすんげえオヤジギャグを飛ばしてくれたので特記すると「売らぬ巣」となった。
両者のカタチは同じで、外観上Uranusにはデカデカと「ax lightness」の銘(たぶんステッカー貼っただけ)があり、AX 4000には軽くするためそのような装飾がないのが違い。日本総代理店の話ではUranusよりAX 4000の方が使われている素材の種類が多い(細かく使い分けることによって限界の薄さにしてより軽くしている)そうだが、Uranusの方はほとんど出回らなかったので真相は謎。AX 4000も当初発表値より重くなったあたり、今のところ120g未満で使用に足る強度を出すのは無理があるのかも知れない。
さて、まだ取りあえず装着しワイヤリングをやり直し、200kmほど走っただけ。
だいたいの所は決まってきたが、本当に細かい調整はこれからである。
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コメント
今Schmolke TLOを使っていますが128.0gでした。
ステムもAxに行く予定ですが、120mmで50.6gとは軽いですね。
投稿: tm2 | 2010年4月21日 (水) 14:57