HG-X
SHIMANOからリア10SPEEDのMTBコンポが出る。
これは既報の通りだし、暫く前から遂にスクープフォトも出回り始めた。
そこでずっと「?」だったのがチェーンの耐久性。
どうやらSHIMANOはそれなりの「答え」をちゃんと用意していたらしい。
10SPEEDのMTBコンポでは「HG-X」と名付けられた新しいチェーンを採用する。
それだけではなく、リアスプロケットもHG-Xチェーンに合わせた新しい刃先形状を持ったものに一新される。
ロード用の10SPEEDコンポの流用要素がない、オール新設計10Sコンポ。
現行10SPEEDロードコンポはあくまで「技術的な下地」に過ぎず、新たに生まれたコンポは見た目以上にオールブランニューだ。ギアが増えたのは当然派手な変更点だが、その派手な部分以外のほとんど目に付かない地味な部分でもゴッソリ変更されている。ロードコンポよりもトラブルを起こしやすいMTBコンポだけに10SPEED化にあたっては細部まで相当気を遣ったようだ。
9SPEEDまではXTRと77DURA-ACEのチェーンが同じだったし、それどころか9SロードコンポにMTB用のギアを混ぜて使っても最大歯数さえオーバーしなければ意外なくらいスパスパと綺麗に変速したし、逆も然りだった。そんなワケで、HG-Xチェーンや変速機関連もたぶんSHIMANO10Sコンポ同士であればチャンポンしても相当広い範囲で互換性があって、SHIMANOが公式に認めるかどうかは別としてロードコンポに混ぜて使ってみたらかなりの部分ですんなり使えるだろう。
そのチャンポン使いが面白そうで、MTBそのものを買う予定はない(予算がない)が投入されるパーツには大いに期待している。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
逆も然り、の件ですが、
アスファルト仕様で、ULTEGRAの11-21TにXTミドルゲージの組み合わせで乗ってたことがありますが、パンタグラフのスライドする傾斜角度?に微妙に無理があって、クロスのスプロケの刃先と、ガイドプーリーのクリアランス調整が非常にデリケートでした。
ベストセッティング?の状態でも、完璧にスパスパした感触のシフト操作にはならなかったです。
冷静に考えると、いっそのことフロントシングル化してDURAのディレーラーを付けたほうがよかったなあ、と今は思ってます。
以上、参考までに。
投稿: ZOOK | 2010年4月21日 (水) 01:31
10s化の記事大変おもしろく参考になりました。ロードの10s化を検討しているんですが、MTB10Sリアスプロケ+10sロードFD、STI、クランクでいけるのか私も大変興味持ってます。。チェーン新設計ということで、うまくいくか、早く情報を待ち焦がれているところです。
(今、ロード9sにMTB9sリア34を使って、快適に乗れています)
何か新しい情報など、感触だけでもよいので、わかったらコメントしていただければさいわいです
投稿: 晴天 | 2010年8月15日 (日) 23:03