人として生まれ人に帰る
サッカーワールドカップ2010の決勝戦が行われていたその頃、Le Tour de France 2010でも大事件が起きていた。
Lance Armstrongがロータリーで段差に乗り上げ落車し、また他選手の落車に巻き込まれてストップするなど計3回もストップ。1ステージでトップから実に11分以上も遅れてしまったのだ。ステージ優勝はAndy Schleck
Armstrong最後の「ツール」は終わった。
観戦していた多くの人は思ったことだろう。
ワタシも彼の「ツール」は終わったと思う。
ステージ終盤は本人も“それ”を自覚しているような走りだった。
仮に全盛期の力がArmstrongに帰ってきたとしても、ContadorやSchleck相手にこれほどのビハインドを取り戻せるとは思えない。Armstrongにとって目標が総合優勝である以上、彼のツールはこれで終わったと見る。あとはもう奇跡でも起きるのを期待するしかない。
既に人の人生何回分もの奇跡を起こしてきたArmstrongなので、これ以上のボーナスはちょっと厳しいんじゃないか?
もともと今回のLe Tour de FranceでArmstrongが総合優勝するとは思っていなかったワタシだが、こんなカタチで当たって欲しくはなかったなぁと思う。
でも、勿論本人はこんなラストで不本意だろうけど、神でも魔法使いでもないただの人であることを示して終わるのは悪くないと思うよ、Armstrong
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コメント
言い方が悪いですが、今年のランスに順位の結果は求めていません。
私は、彼の自転車への取り組み方が好きです。ずっと彼のもがく姿を応援し、見ていたい。既に結果を残したのだから、もういいやと、普通のおじさんになってしまったらいやだなあと思っています。
ただの人だけど、そんな彼が大好きです。
投稿: TTT | 2010年7月12日 (月) 10:58