She LIVESTRONG.

2009年2月から急性骨髄性白血病で闘病生活を送っていた女子ロード選手の宇田由香氏が、2010年7月2日早くに亡くなったそうだ。

2008年の世界選手権ロード日本代表。

2008年の全日本では、当時ずっと日本女子のトップとして君臨していた沖美穂選手（既に引退）に次ぐ2位に入るなど「ポスト沖」を期待された一人であったと思われる（「思われる」なのは、ワタシは宇田選手について「ああ、CBあさひのチームにそんな名前の細長くて速い女性クライマーがいたよなあ」以上に詳しいわけではないからだ）。そして日本女子の第一人者の座を手中にする筈だった2009年が始まった途端に発症し、そのまま二度とレースシーンに戻ってくる事はできなかった。

その無念たるや、他人には計り知れない。

今日一日何をしていたんだかすぐ答えられないような「日々」を送っているうちにも“その日”は近づいている。誰にでも平等に。以前にも書いたが、その日は案外呆気なくやってくるのだ。若いうちは分からないかも知れないが、トシをとるとイヤでも「それ」を見せつけられる。

人生の使い方は、その人がその人の状況に応じて決めたらいい。

精一杯頑張る自由と等しいチャンスが、下水を這いずり回るドブネズミのような日々を送るためにも用意されているのだから。

誰一人、他人の代わりになど成れはしないし誰にも代わって貰えない。ワタシも自分がドブネズミじゃない事を証明するためニンゲンにしか出来ないことをやろう。まず今日、そして明日も。