水道の喩え
「本当は筋肉はもっと沢山の酸素を取り込み運動エネルギーに変換する事ができる。酸素運搬能力こそが運動能力のボトルネック」
これほどLSDバカの背中を押してくれる言葉はない。
でも、LSDだけがこの課題を解決するわけでもない。
水道に喩えればわかる。
高強度運動でヤル人は
「元ポンプを強化しまくって圧力をどんどん上げりゃいーんだよ。配管やり直しぃ?総延長いくらあるのか知って吐かしてんのかド暇人め。いつまでもやってろ」
LSDでヤルなら
「細い配管に高圧で流そうとすると、流量が上がるほど加速度的にロスが増える。地道に配管を工事し直したら、ポンプの能力がより無駄なく反映される」
好きな方を選べばいいのだ。
個人的経験で行くと、95〜105%FTPレベルのかなり過激なトレーニングを一発60分以上カマせば3日以内に効果を体感するが、LSDで効果を体感するには3ヶ月はかかる。しかも、イヤになるくらいの量が必要だ。LSDならぬSSD(一週間10時間未満)では目立った効果は望めない(「無効」ではない。長時間できないからとやめる理由にするのもこれまた愚かなので注意)。SSDの効果は「『オレ頑張った』と思い込める」以上のモノではないのだ。LSDで効果を出したければ物凄い量は必然である。それこそ「俺はこれから石ころを積み上げて山を作るんだ」と大マジで思える、正気から微妙に脱線し気味の精神構造の人でないと挫折必至である。
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コメント
いつも楽しく興味深く拝見していますが、本日のコメントと喩えには得心いたしました。
当方長年トライアスロンをやっていましたが、最近の練習ではShort Slow Distanceしか出来ておらず、配管が錆びついてきています・・・
投稿: LSDやりたい人 | 2011年3月 2日 (水) 10:45