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2011年3月15日 (火)

大きなトモダチ

アメリカが大量の救援部隊を日本へ派遣する作戦名は「Operation Tomodachi」つまり「友達作戦」
「friendship」ではなく「トモダチ」としたところにアメリカンな良さが出ていて素晴らしいと思う。

自転車乗りが「Operationナントカ」と聞く≒ドーピングスキャンダルの発覚でゲンナリさせられる話

ばかりだったので、久々に心温まる「Operation」を聞いた。

尚、これに付随して、出征する兵士に向けBarack Obama アメリカ大統領が行ったとされる演説の訳文がNet上で広まっているが、残念ながらB級SF映画「インディペンデンス・デイ」のパロディだ。

この“演説”には「35隻の原子力空母」とあるが、アメリカが所有している原子力空母は11隻で、何を隠そう世界中を探しても三次元の地球上には12隻の原子力空母しか存在しない。こんなすんごい間違いをアメリカの大統領が演説でぶっこくわけがない。原子力空母機動艦隊とは1つ維持するのに年間1兆円喰うとされるモンスター艦隊であり、装甲車の11台と35台を間違うのとはワケが違う。しかも「インディペンデンス・デイ」に出てくる元演説には「35隻の宇宙船」のくだりがあり、これはこの演説の「作者」が、ウソであることと原典を分かって貰うためわざと残したと思われる。

でも「ウソだったのか!」と怒ってはいけないと思う。オトナなら。

日本で大変愛されているアメリカ人作家O. Henryの極めて有名な短編小説「最後の一葉」のあの絵も、ウソなのだけど一人の少女を絶望から救う。この“演説”も罪がないウソで、しかも大変よくできている。このウソで勇気づけられ元気になった人がきっといると思う。それでよいではないか。

「うまいなぁ。一杯食わされたぜ」と笑おう。
いま日本に悲しみや怒りは売るほどあるが、微笑みは足りていない。


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