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2011年6月 9日 (木)

MK2

スーパーマンポジションに取り組んで数ヶ月。
ゼロノウハウからのスタートなので走る度に試行錯誤。

「なんとか15分頑張れるのは間違いないことを試走で確かめた」状態での利根川TT出走。

結果としては、長距離遠征のノウハウが足らないこともあっておよそ満足行く走りではなかった。

試行錯誤は続く。

ワタシはよく自転車を眺める。

「オレの自転車カッコイイ」と呆けているからではない(笑)

間違っている自転車はどこか違和感を感じるからだ。

V2 BOOMERANGなんかだとUCI的には全身間違いだらけで適合してる場所の方が少なかろうが、それはまあ別のハナシ。違和感を感じると、その違和感はたいてい正しい。違和感から故障を発見することも多い。違和感を感じたならその理由を探す。時間が掛かっても構わない。感じた違和感を「気のせいだ」と誤魔化していると、いずれ凄い異常にも気づけないようになる。

フロントのハンドル周り。
横から眺めた時にずっと違和感を感じていた。
いろいろ調整しても理由が分からない。
結局利根川まで理由は分からなかった。
利根川の後も、V2 BOOMERANGで走ってみる。
ワタシにとってけっこう大事なレースである内灘TTが待っているからだ。むしろそちらが本番と評していい。
2011年の利根川は「端っこの方で参加させていただいた」ような感じで、2012年にもっとリソースを割いた準備して臨みたいと思う。

まず、サドル周りで間違いを発見。サドルポジションがけっこう変わる。
前はすんごい前転ポジションにしていたものが今やUCIの5cm後退ルールにすんなり適合(凄く速い人でもガチで間違えている事が多くて驚くのだが、UCIルール上はロードTTであってもサドル先端はBB直上より5cm以上後ろでなければならないのは変わらない。BB直上までO.K.なのは一部トラック競技だけなのだが、中途半端にルールを見たことがある人ほどここを何故か誤読している事が多く、利根川TTの登録部門とかは本気で車検したらどしどしアウトになると思う。確かに紛らわしい表記だが。なお2010年のルール改正でサドル先端を故意に切り落とし5cmに合わせるのもダメになったがこれも知らない人は多い。もともと切ろうとする人が少ないせいだろう。かつてプロツアーレースでお馴染み?の光景だったサドル先端を切り落としたTT車をすっかり見かけなくなったのはこの改正のせいである)してしまうくらいサドルを引いているので、やはりすぐにはガチっと決まらず微調整が続く。ワタシはサドルの前後上下はロードだろうとTTだろうと前がいいとか引くのがいいとか考えたことはなく、基本的に「走っていればケツが前に行きたがったり後ろに行きたがったり低く感じたり高く感じたりするからその通りに行かせてやる」考え方でサドルを調整している。答えはえらいひとじゃなくて身体が知っている。間違えばパワーは出ないから難しいことではないし、身体が出来ていないのに理想のポジションなどとれないのも走るとよく分かる。ロードでは、走れば走るほど「後ろに、高く」なったが、最初から今のポジションをとれたかと聞かれると即答Noだ。そのような「今だから出来る」要素は多い。例えばいまV2 BOOMERANGには177.5mmとえらいこと物干し竿なクランクを使っているが、かつて175mmを使ってみた時は到底手に負えないと手放した。今でも、175mmは自分のモノにしたが177.5mmになるとまだまだ感が強い。172.5や175がそうであったように、5桁km走らないと自分のモノになるかどうかの判断は出来ないだろう(そこまで走って初めて、ダメならやはりダメだと結論できる)と思っている。走り込んで初めて対応できること、分かることは沢山ある。それは走っていない人には分からない。だから、肉体的資質に恵まれているうえ運動の量も質も高いプロロードレーサーは、言葉にできるかどうかは別として桁違いに分かっていると思う。

閑話休題。

走り込むうちにポジションが随分変わり、また落ち着いてゆく。
ケツは何とか微調の整域に来た?

そうしてまた眺めていて、ハンドルに関しても突然閃いた。
これは凄い間違いであったと。
修正する。
うわあ、これだろ!と。

この方向性だったのか。

かくしてサドルとハンドルの位置が、利根川TT出走の時とはもう全然違ってしまった。ハンドルなどは一気に何cmも動いたから全く別モンだ。利根川の時をMark1とすれば、1.1とか1.2じゃなくてMark2くらい違う。

「あの時ここまでやれていれば」とは思わない。あの時の自分は所詮そこまでだったからだ。誰も教えてくれない自分で調べ考えるしかない事を、いつもストレートに最短距離で歩めるほど聡明ではない。

ま、だから飽きもせず続くんだろう。

TTは、これが面白くて果てしない。特に今は誰もやらない未開の領域に素人が挑んでいるのだから、何やっても面白い。もっときちんとした格式のレースに出るならば、こんな「できるかな」系のアホな研究をする余地はなく、細かいツメ作業を繰り返し地道に積み重ねて大きな違いにする努力が必要だ。取りあえず、V2 BOOMERANGが走れなくなるまで(時間の問題。笑)は「UCI爆発しろ!」路線で行くつもりでいる。

ワタシのような野良レーサーでも参加出来るユル系TTレースがもっとあればいいんだけど。

なんにせよ「Mark2」の成果が楽しみだ。

病気するか事故るかV2 BOOMERANGがいよいよ寿命来ない限り、内灘TTで「Mark2」の真価を試す予定。

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コメント

たまーにありますよね。ロマンシングサガのようにピカーンと閃くことが。
私も正に昨日閃きまして、間もなくサドル高が確定しそうです。

しかしそれにしても…、以前も同じことを書きこませて頂きましたが本当に係数なんてアテにならん…bearing
電卓叩くより乗って自分に問えということですねぇcatface
それからこれも以前にも書きましたが私にとってはビデオを見ることと撮ることは非常に重要でした。
いや、過去形でなく"です"というべきかも。

投稿: yuwskey | 2011年6月10日 (金) 18:09

内灘の結果の中に世を忍ぶお名前(?)らしきものをお見受けしました。
それが勘違いでなければ、すごいいいタイムじゃないですか? さすがー。
このブログに書かれているようなトレーニングやポジショニングの成果が
出たというところでしょうか。

投稿: ridestrong | 2011年7月 3日 (日) 19:09

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