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2011年6月 6日 (月)

新型タイムマシン

Here's your first look at one of the new BMC timemachines readied by mechanic Jürgen Landrie. Expect more details at the official launch during the Tour de France.

全世界1億2600万人BMCファンの皆様、遂に来ました!

Giro d'Italiaでデビューしたばかりの新型SLICEを抜くとすればコレしかない、BMCの隠し球がCriterium du Dauphine Libereで遂にお披露目。

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timemachine TT01の後継モデルが遂にベールを脱いだ!(写真BMC RACINGのfacebookより)

timemachine TT01の戦闘力は、2011年6月の今なお一線級だと思う。

特許のエアロヒンジ(エアロヒンジはLOOKが特許を持っている筈なのでそのへんどうなっているか不明。クロスライセンスしたかライセンスを買った可能性もある)と「そのライダー専用に作るフォーク/ステム一体成形」が産み出すフロント周りの圧倒的空気抵抗の低さは、どのフレームも敵わない。これが理想のやり方だと「わかっちゃいるけどコスト的にとてもやれない」のがライバルの本音だろう。それゆえtimemachine TT01は「凄い存在」ではあっても他社のライバルには全く成り得てないはずだ。何故ならあまりに高すぎて手が出ない。

あまりに高すぎ、しかも一度作ってしまうとステム調整さえ一切できない(僅かな微調整ならできるが)ため完全にポジションをツメ切ってからオーダーする必要があるし、フレームの強度もオーダーシートに書いた体重に合わせて最適化して作られるのでオーダー時からの大幅体重変化は太っても痩せてもまずいなど、買うのを躊躇させる要素満載(笑)の素晴らしいフレームだ。もちろん飛ぶように売れるなどあり得ない。どう見ても、商売としては赤字も赤字で開発費の回収すら全然できていない筈だ。

このまま消えても不思議はない。
少し安い(笑)が似たような位置にいたTIMEのRXR Chronoは、ずっとコンベンショナルでまだ“つぶしのきく”作りだったのにラインナップから消えた。

ところがBMCはこの赤字しか産んでいないに違いない超弩級フレームを更に進化させてきた。
BMC、これほど“熱いメーカーだったとは!

timemachine TT01で気になっていた部分、ものすごいフロント周りなのにブレーキは普通に外付けだとか、そのような「いま見ればやっぱり一世代前の設計かな」と思わせた部分は全て綺麗にツブされている。本気も本気だ。

  1. フロントブレーキが、フォークと一体化するようなカタチでフォーク前面に作りつけられている。
  2. TREKのSpeed Conceptと似ているが、完全に内側に入れてしまうのではなくフォーク前面とツライチになる形式なのでメンテナンス性でかなり有利なのは間違いなく、何かを外したりしなくても普通にシューホルダー調整できるし、空力的にはほぼ同じ効果だ。
  3. リアブレーキも似たような感じで、誤差程度の空力向上よりはメンテナンス性に配慮してあるのが伺える。ある意味プロスペックか。
  4. ワイヤー類がほぼ完全内蔵。独特の構造を活かし「ステム一体のフォーク部からケーブルが内蔵される」形式。(前の型はわりと一般的なダウンチューブ上部からの内蔵だった)
  5. DURA-ACE Di2完全対応。バッテリが何処に付いているのか分からないくらい(BB下?)。もしかするとPLASMA 3 TTのように「Di2専用」かも知れない。
  6. エンドまで完全にカーボン。
  7. シートステーが劇的に「寝て」いる。前はシートステーが「起きて」いて、それに伴ってステー長も長かった。
  8. BB30。
  9. フォーク/ステム一体成形の理想的形式は変わっていない。

基本形は踏襲しているが全く別のフレームであり、イチからやり直したオールブランニューである。

残念ながらワタシの手が出るような値段で売り出されるとは到底思えないのだけど、野次馬的視点でこれは非常に興味深く、正式デビューが今から楽しみだ。

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コメント

全世界70億人待望のBMCのTTが遂に実戦投入ですか!
きたぁぁぁぁ!(笑)
これは今から気合いで資金を集めないと!
特にTTは進化と価格の比例具合が尋常ではないのが痛いですが(苦笑)
200万位用意した方が良さそうですね。

投稿: Lightweighter | 2011年6月 6日 (月) 22:32

思えばもう随分前からデビューしているTT01が細かい処理が時代遅れだとしても、現代のTTフレームに劣らないデザインでしたが遂に現代仕様になりましたか…!
戦慄が走りました。BMC、ここまでのメーカー魂を魅せてくれるとは…

投稿: nYolo | 2011年6月 7日 (火) 15:03

あとは、サドルのレール部分(一体成型)とスプロケット内蔵まだまだいけるかも?

投稿: ちわわ | 2011年6月 7日 (火) 21:54

ありゃ〜(x_x;)
実はうちに、TT01がおりまして、ちょっとショックですわぁ〜。

投稿: MRB | 2011年6月 8日 (水) 18:29

ペッタリと寝たシートチューブは少しは立ったのかな?
前モデル末期はヤグラを設変して対応したようだが、写真で見る限り寝てそうに見えます。
このメーカーは小手先のファッションに目が行って選手がどういう自転車を欲しいのかが理解できてないと思う。

投稿: ます | 2011年6月 8日 (水) 20:15

いつかカンチェラーラの為のスイス本拠チームが出来ると確信し研究開発しているに違いない…!
などと妄想catface

投稿: yuwskey | 2011年6月16日 (木) 17:43

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