ベイダー卿の時代
2011〜2012シーズンの流行色(笑)はダークブラック。
つや消し黒だ。
フレームはもちろん、ホイールからハンドル、ステムに至るまで色んな部品でつや消し黒パーツがもりもり発売中若しくは発売予定である。往々にして「ダーク何とか」な冠名付きで。大MAVICが2011年に売り出した製品の中ではコアな自転車通に密かにウケたExalith処理リムも、名目上は安定したブレーキング性能の実現を目指したモノで実際それは達成されている(MAVICアルミリムの神話めいた雨中ブレーキング性能はExalithリムにも確かに受け継がれている)のだけど、何故かつや消し黒であるExalith処理に対して「カーボンリムにしか見えないアルミリムを作りたかった」が本命じゃないのぉ?と訝る声があったりする(笑)
白を持ち上げてみて、緑色を持ち上げてみて、今度は真っ黒けか。ああそうそう、金色は豪快に滑ったよナ(笑)
こうして見ると自転車業界も女性向けファッション業界と大して変わらんな。
こうなると何が今シーズンのメイン流行カラーかなんて最早どうでもよくて「次に業界が何色を御輿にでっち上げて担ぐか」「どのくらい当たるか/滑るか」が一番の興味(当てモノ的な)になってくる。一応、次は黄色若しくはオレンジと無根拠に予想しておこうかいな(笑)
どうでもいい次の予想はともかく、何かにつけて暗黒を旨とするシスの皆様(ホンモノのSithは常に師匠と弟子の2人以上にはならんので皆様と呼ぶのは些か抵抗もあるところだが)にとってこの暗黒御輿祭り状態は感涙モノではないか。「恐怖と力の必要なしに我々の時代が来た」と。Darth Vader卿とDarth Sidious皇帝が
…Vader.
Master.
This is the power of the dark side….
Yes, master.
とDeath Starから宇宙を眺めつつウムと頷く姿が瞼に浮かぶようだ(笑)
正統Sith及びその配下でなくても、3TのTEAMシリーズをあの真っ赤なラインのせいで敬遠していた人には嬉しい流行かも知れぬ。TEAMシリーズにほとんど真っ黒けバージョンが出たから。
ワタシはあの真っ赤なライン入りのTEAMシリーズこそがデザイン的に優れていて、LTDの銀色は「金や銀が値打ちって発想がもうどうしようもなくオヤジ。オリンピックのメダルじゃねえんだから…」と思ってるがね。
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コメント
蛍光イエローは今年流行っていたと思います
僕は今年暗黒面に落ちました笑
投稿: bridge | 2011年12月19日 (月) 19:28
その代わり、アクセサリー類ではやたら派手な色が流行っている仮説を立ててみたりして。一点ド派手主義。
真っ黒は自転車人生の中での中二時代に一度は憧れるが、そこを通り過ぎる程にのめり込むとやはり自分なりの好きな色に落ち着くという仮説も立ててみましょう。
私は金の差し色が入ったフレームに、黄色のサドルを付けて、桃色のバーテープという節操のない色遣いの自転車に乗っております
性格が出ますね。
投稿: yuwskey | 2011年12月20日 (火) 15:05
「黒」と云えば今から20年前、足下をダーク系で固めたくて
全てを黒に彩られた高級チューブラー「クレメン・ソロ」を
無い金を叩いて使い続けていた記憶が蘇ります。
誰でも通る中二時代…懐かしい想い出です。
投稿: kkk | 2011年12月23日 (金) 23:04