やっぱ本家でしょ
聞いたところであまり参考にならないネタだが、気になった人も居るかもしれない「違い」について。
Inside Rideから基本構造のライセンスを受け世界で販売されているELITE製e・MOTIONと本家Inside Rideが細々と(苦笑)作り続けているe・MOTION MODEL Hの違いについて。
- 実走行感は、本家が上。これはまず本家が慣性の大きい金属ローラーである上に負荷装置を兼ねた別体式フライホイールまで有していること、次にELITEの例の樹脂ローラーがやや特異な、常に滑っているような独特の走行感を有している(これはこれでワルくはないが)ことのせいだと思われる。しかもELITEのはe・MOTIONになって直径も小さくなったので実走行感の基本ポテンシャルそのものはParabolic rollerやV-ARIONより悪くなった。三本ローラーは基本的に細いほど負荷が掛けやすくなり、うるさくなり、実走行感が薄れ、タイヤの負担が増える。
- 本家は、金属製ローラーなので当たり前だが、全世界1億人のELITE樹脂三本ローラーユーザーを泣かせてきたあの恐怖の静電気攻撃(笑)が一切起きない。
- 本家特有の飛び出し防止ミニローラーは「あれは仕事をしていない」噂があったが、そうでもないと思う。まだ一週間も使っていないが既に3回あのローラーにタイヤが当たった。何れもダンシングで遠慮せずパワーを掛けていた時で、無ければ飛び出すか少なくとも「おっと!」にはなっていたと思われる。シッティングの時は確かに無くても全く大過ないが、ダンシングでパワーをかける場合は時に最期の砦としていい仕事をする。「必要ないくらいスムーズに走れ」も正しい指摘だと思うが「正しく走ることを強要するのではなく、先ずは走ることに集中できる環境を提供する」がe・MOTIONの産まれた意味だろう。
- 見た目(笑)は、好みが大きいけどELITEの方が優れていると思う。さすがイタリア製かな。ELITEのあの特許形状ローラーはセクシー(笑)だしな。本家は「正直、思っていたよりもずっと丁寧な仕事で隅々までキッチリ作ってある」し、初代からランニングチェンジを経て更にMODEL Hと進化してきた歴史の中で確実に洗練されているのも写真で見比べると分かるが、基本的に無骨だ。兵器めいた迫力はあるけど。
- ELITEのはデモ品に乗っただけなのでそんなに具に観察していないが、本家の作り込みは前述のように予想以上で「丁寧」の二文字に尽きる。ELITEのは、経験上多分そんなにちゃんとしていない(笑)
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