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2012年1月25日 (水)

GIRO Ionos

製造終了記念(笑)

記念すべき「ヘルミシュラン」第1号は、2012シーズンで遂に製造終了が決まったらしいGIRO Ionos

1.キノコ度


意外と良い感じ。実は見た目が最大長所ではないか。そのせいか幅狭。

2.ベンチレーション


特に凄くはない。まあこんなもんでしょ。

3.フィッティング


手間が掛かるがフィット感は良い。

4.汗の処理


他のヘルメットと比べて特に劣悪ではないが何等のイノベーションなし。

5.重さ

不可
実測で290〜300gくらいある。口が裂けても軽量ヘルメットとは呼べない。

6.空力


ロードヘルメットとしてはこんなもんじゃ?頭を下げてスプリントすることを考えたら後頭部はあんまりトガってない方が良いとは思うが。

7.小技


前頭部を覆うような形式のパッドを使うと冬場凄く温かいし、こちらは洗濯もしやすい。

8.エイリアン度


きょうびこの程度では全部ショッキングピンクにカスタムペイントでもしない限り悪目立ちはしない。空気レベル。

9.その他気になる点等

  1. 長いこと使っていると額の部分に当たるパッドが分解しアンコが出てくる。
  2. 細かいパッドを計7個も使う形式だが、重くなる(乾いているうちは誤差レベルだが汗を吸うと重くなる)上に無駄に洗濯がうざくなるだけ(点数が多くなると脱着が面倒臭くなり紛失の可能性も増大する)で、相応の仕事をしていない。これはどのヘルメットもだが、額のパッドが飽和すると結局汗は垂れてくるので、パッドそのものに空気を大量に当ててどんどん乾燥させるような発想がない限り「汗を吸うパッド」は1回5kmしか走らないような自転車乗りでない限り無意味。そしてフィッティング用なら、汗を吸わない洗いやすいパッドでよい。
  3. LOC5では改良されたが、アキシャル面を固定するプラスチックストラップの側頭部付近が変に幅広いのでアイウェアのステムと干渉してしまう。またこの側頭部付近プラスチックストラップ表面のゴムコーティングのようなものが絶対に腐ってベトついてくる欠点も兼ねている。別売りされているLOC5に換えた方がいい。
  4. つまり、Ionosの実用上の欠点はパッドの構成点数が無駄に多いこととアキシャル面を固定するプラスチックストラップである。

10.まとめ
GIROのトップモデルとして君臨したが、AEONにその座を譲る形で2011年末をもって生産終了。面白い事にATMOSは生産継続。発売当時「真っ向唐竹割」等と酷評したヘルメットなのだけど、これもその当時書いた通りキノコ度が低くて実物の印象は予想外に良かったのと、ワタシの頭に意外なくらいフィットしたのが結局何より大きく、気が付いたら何個持っているか数えないと分からないくらい持っていて「雨の日用」まで用意する始末。そんなIonosだが実測重量が結構あるのが盛大なマイナスポイントで、実測200g前後のヘルメットが各メーカーからゴロゴロ売られる時代に入って結局重さが製品寿命にトドメを刺した気がする。裏技?としては、パッドを全部取っ払ってしまってパッドを取り付けるためのマジックテープも剥がした方が変にパッドが汗でベチャ付かず気持ちよかったりする。

総合評価

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