Ultimate wheel for difficult wind conditions
一度潰れかかったXeNTiSだが、新作MARK2 TTの全容も見えてきて意外と元気である事が判明した。
期待の星MARK2 TTだが、かなり改良されている。
ただハイトを上げて5本バトンにしたホイールではない。
いわく
best proportion between rolling efficiency and side wind sensitivity was precisely worked out.
バトンホイールは横風にめっぽう弱いのが最大弱点なのだが、これは単純な正面空気抵抗を考慮した扁平形状のバトンが横風に対しては盛大なドラッグ発生源となってしまうからだ。MARK2 TTでバトン1本1本が“細く”なっているのは横風への対処を考えたものだろう。そうでなければMark1 TTのブットいド迫力バトンのままより薄くして5本化を計った方が正面空気抵抗は下がるだろうからだ(MAVIC iOがまさにこの考え方である)。
ultimate wheel for difficult wind conditions together with top braking conditions in wet or dry conditions.
この言い切りがステキだ。
きっとXeNTiSはMARK2 TTで2012のアイアンマンを獲る気だろう。文面から「ヤル気だぜ…」と感じた。
そして、上記謳い文句に出てくるブレーキ性能を実現したらしい、XeNTiSが特許を取ったブレーキ面もイイ。現行XeNTiS全ホイールはカーボンリム専用ブレーキシューを必要としないブレーキ面になった。もちろんだがSQUADでも導入される。この長所はかつてのLEWそして現在Reynolds RZRシリーズが持っている珍しい長所なのだけど、XeNTiSも別のアプローチによって同じ特徴を獲得した。
これもイイ。
久々にホイールバカの血が騒ぐ。MARK2 TT実販売が待ち遠しいな。
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