XS
「人のフレームサイズを聞いても参考にならない」どころか「人のフレームサイズを参考してはいけない」くらいに思っている。
が、質問を頂いたので。
Sサイズ(54)でステム水平(73度)の同長さ110mm
か
XSサイズでステム6〜10度の同長さ120mm
がTIMEの旧サイズ(RXR以降Geometryが変わったので)における、ワタシが乗るなら選ぶフレームサイズ。
オレオレFIT(ただし考え方の大元になっているのは約30年前サイズオーダーしてもらったフレームである)だから正しいかどうかワカランし、正しいかどうかなんて興味すらないし、以前からちらちら書いているように上腕がやや長いとか特異なペダルを使っているとか固有の条件が幾つもあっての話なので、上記の通り「参考にしない方が良い」と考える。
サイズは乗り込めば分かると思う。
身体が勝手に要求してくる。
サドルもっと後ろ、とかサドルもっと上とかサドル前下げろ後ろ下げろ、ハンドル下げろブラケット位置上げろ。走ることは、豊潤な情報に溢れていてウルサイほどだ。
「そんなの分かるかよ電波野郎」と思う人は、聞く気がないだけ。
きっと、すぐ横で喋っている奥さんの話もほとんど聞こえていないだろう。
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コメント
>走ることは、豊潤な情報に溢れていてウルサイほどだ。
ここの部分、物凄く共感できます。乗るたびに不満点が出てきて、ペダルを踏む事に集中させてほしいくらいです。
ポジションを弄る生活に疲れてBG FITを受けて見た事があるのですが、それでも体からの声が止む事はなく、困り果てております。
私のような道楽でやっている人間ですらこれですから、文字通り人生かけてるプロはもっと大変でしょうね・・・。
投稿: ももい | 2012年1月16日 (月) 00:44
初めまして。バックナンバーから一気読みさせて頂きました。
仰ることは物凄く良く分かるのですが空力まで含めた最適解を得るのは感覚のみでは難しいですね。
パワーメーターと風洞実験施設があれば近似させることはできますが。
また短距離と長距離または平地と登坂のどちらにウエイトを置くか(によって使いたい筋肉、温存したい筋肉が変わる)にも左右されますし、本当の最適解を探すにはレース毎にポジションを変える必要があるのが極論だと思います。
それに加えて最初はキツいポジションであっても慣れに従って筋力や柔軟性が向上してしまうなんてこともありますからからポジションは奥が深いですね。
クランク長まで含めて考えると最適解の近似を探るまでには少なくとも3シーズンは必要なのかな?と勝手に思っております。
投稿: taa | 2012年1月16日 (月) 21:01
仰る通り。
フレームサイズだけでなし、他人で当てはまった係数でも自分ではどうなのか甚だ疑問…。(だから、大抵のフィッティングでは"3-5mmの間で個人差があります"という逃げ道が用意されている)
それに、あくまで私的にはですが、最近では最適値は主たるスピード域によっても変わると思っておりまして、そこそこ踏める場面でカッチリ決まっていても、緩めざるを得ない場面が続けば身体からの要求が変化して、たちまち不都合が出る…。
フィッティングという魔窟は、奥深いというか…、(窟ではなくて)沼というか…(苦笑)
投稿: yuwskey | 2012年1月17日 (火) 16:24