第三の敵
これは2011年の乗鞍で「上で全部飲んで蓋をし、バッグに入れて下まで持って降りたボトル」の写真である。
こんなに凹む。
“上”はそれくらい空気が薄いわけだ。
2010年には、以前個人輸入した医療用の血中酸素飽和度(SpO2)測定器を持って上がって測定してみたのだが、下山前のSpO2は87%しかなかった。当時ヘマトクリット値の低下に悩まされていたのと無関係でもなかろうが、通常であれば酸素投与して貰わなければならないような値だ。
乗鞍のゴール前が異常に苦しくパワーもタレるのは、疲れだけではない。よくもまあこんな血中酸素飽和度で全力運動を続けているものだと感心する。単純な計算は乱暴だけど、低地で300W出せるとして、本人は全く同じ勢いで力を出しても260〜270WがMAXであることになる。高地対応には持って生まれた性質と慣れの両方の要素があるが、慣れも小さくない割合を占めている。
2012年は、本気で高地シミュレーター動かしたい。
実は騒音問題で頓挫しとるんだけど(苦笑)、それ何とかせんとな。
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コメント
富士登山競走に毎年出ているのですが
トップレベルのランナー達は1ヶ月前前後にて
山頂まで登り、低酸素にて慣れている模様です。
特にトレイルランナーの鏑木さんは山頂にて30キロほど走ってるみたいです。
いちど山頂で走ってるのを見かけましたが、死にそうなぐらいにつかれている状態でした。
翌週におんたけ100キロで優勝してましたが
投稿: トレックさん | 2012年2月11日 (土) 19:48